はんなり。

レビューとか日頃のあれこれ

ヒーローってのはいるのかい?

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また今日もネタ不足でパチパチとキーボード叩いてます。

ネタ不足の時はフィクション書いていこう!w

って勝手に思ってます。

暇つぶしにでもなってくれれば幸いですよ!

 

どーも

僕は寒い季節はすごく好きなんですけど

外でウロウロするのは好きじゃないんです


だから普段の僕はプリクラとろーとかいう奴はほっといて

そんなことより焼きソバくいいかね?とかいっちゃうんですが

外が寒いのでしぶしぶゲーセンに入ってみると

鉄拳のアーケードの前に中学生くらいの人だかりがありました


遠目で見る限り

中学生の中の誰かがプレイしているわけでもなく

空席をただただ眺めているその異様な集団

 

反対側の対戦者席をみると

ニセパタゴニアのダウンジャケットを羽織り

赤いギャップのニットをかぶったリュックがパンパンの男がいました


ほう・・・この御時世になかなか思い切ったヤツがいるな・・・


そう思い眺めていたら中学生たちと目が合いました

 


なるほど


事情は飲み込めた

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つまりは中学生たちのかぁちゃんが

必死でスーパーのパートでもらった給料の中から

子供がおでかけするのなら・・・と渡した300円

その300円を使ってゲーセンを楽しもうと思ったら

この現役バリバリのゲーマーが座り込んでいて

鉄拳に乱入するも無残に蹴散らされた、と

 

そういう訳なんだな

よし、兄ちゃんにまかせろ

 

僕はポケットの小銭を取り出し

勝負の場へと向かいました

 


結果はストレートに3連敗

 

ククク・・・

今の世の中子供はゲーセンにいられる時間が限られてる

かといって外で水風船で遊んでた僕らの頃みたいな遊び場も無い

だったら

そんな子供らの遊び場を守る

バカな大人が一人くらい居てもいいんじゃねぇか!?


完全に飽きてる奴に訳のわからない言い訳をして

僕は財布を取り出しました

いいかニセパタゴニア

オマエなんかに負けてたまるかよ


大人の力ってのは財力だぜ?と

まるでルーレットチップのように100円玉を積み上げ

マネーを媒体とした完全なるパワーゲームに持ち込む僕

少年たちの羨望を全身で受け止めた

 

たとえ勝率10%でも

先に金が無くなったほうの負けだ!

僕のポールは何度倒されようとも

必ず起き上がるっ!

 

すると

なぜか店員に肩を叩かれ

「あの・・待っている方もいらっしゃるので・・・」

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と諭された


てめーふざけんなボケ

僕は少年たちの正義のヒーローだ

そう言いかけて

 

周りに誰も居ないことに気がついた

 


フフフ・・・

そうかい

しょせん僕はピエロだったかい

 


ポケットの中でジャラつく小銭を処理しようと

タバコ屋へ行くと

僕の友達が店長に出世していた

 

 

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よぉ ペス

一生雇われの身で満足かい?

そんな哀愁を出して枯れちまう前に

首輪を外して

俺と鉄拳で全国制覇目指そうぜ!

 

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